秋の蜂が家の中に侵入してくる理由と凶暴性
蜂の活動シーズンの中で最も家の中への侵入リスクが高まりかつ危険度が増すのが秋です。春や夏に見かける蜂は主に餌集めや巣作りに忙しく人間に対してそこまで強い関心を示しませんが秋になると状況は一変します。この時期は新しい女王蜂が生まれ巣全体の活動が最終段階に入るため働き蜂たちの警戒心と攻撃性がピークに達します。また秋になると自然界の花や餌が減少し始めるため蜂たちは甘い香りや餌を求めて人間の生活圏に積極的に近づいてきます。果物の皮やジュースの空き缶煮物の匂い柔軟剤の甘い香りなどに誘引されて網戸の隙間や開け放たれた窓から執拗に侵入を試みるのです。さらに秋のスズメバチは越冬できない働き蜂たちが死を前にして攻撃的になっているとも言われており一度刺激すると集団で襲ってくるリスクがあります。家の中で一匹見つけたからといって安易に手を出してはいけない理由がここにあります。その一匹が偵察部隊であった場合不用意に攻撃して毒液を撒き散らされると仲間を呼ぶ警報フェロモンとなり屋外や巣から多数の援軍を呼び寄せてしまう危険性があるのです。秋の蜂対策としてはとにかく「匂い」の管理を徹底することです。ゴミ箱には蓋をし洗濯物の香りにも気を配り窓の開閉は最小限にする。そしてもし侵入されたら夏場以上に慎重になり決して戦わずに出て行ってもらうのを待つかプロを呼ぶことです。季節によって蜂の性格が変わることを知っておくだけでも不用意な事故を防ぐ大きな助けとなります。秋の蜂は背水の陣で生きている戦士のようなものです。敬意を払い距離を置くことが共存のための唯一のルールです。